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- >岩見 裕二さん
ショップデザイナーとして活躍する先輩
空間の目的に応じた意味あるデザインで、多くの人の心を動かしたい。
高校生の頃、まるで映画に出てくるようなカフェバーでお洒落な大人たちがパーティーをしている様子を見て、そういう場の雰囲気に憧れるようになりました。また、スタンリー・キューブリック監督の作品で描かれているような非日常的な空間にも興味があって、自分もそんな演出ができる人になりたいと思ったのが、この仕事をめざしたきっかけです。
今は、飲食店、病院、オフィスビルのリノベーションなどさまざまな空間を手掛けていますが、それぞれに意味のあるデザインを施していくことで、空間の価値を高めていきたいと考えています。空間デザインには、多くの人々に新しい楽しみ方やスタイルを提案できるという可能性がありますから、やるべきことも学ぶべきことも多岐にわたると思いますね。
僕自身、大勢の人のマインドを意識して、常に新しいアイデアやデザインを発想できるよう心掛けているのですが、良いデザインが成立すれば、それはビジネスを成功させる起爆剤になってくれます。僕に仕事を依頼してくださったクライアント、その店舗を利用するお客様、それぞれが良い関係を築ける仕事ができた時の喜びは、言葉では言い表せないほどです。
若い人たちには、僕自身の成功体験を伝えることでインテリアデザインの面白さに触れて欲しいと願っています。本気で取り組めば取り組むほど、面白さが増してくることを知って欲しいですね。心ひかれることや、憧れの気持ちからスタートした僕のキャリアですが、プロになった今、素直な思いを持ち続けたことが、この仕事を続けていく基礎になってくれたのだと思っています。
