ドアスタッフ・ベルスタッフ | お仕事図鑑250 - 日本の学校 | 色んなお仕事を紹介
お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

サービス・接客


ドアスタッフ・ベルスタッフの仕事
 ホテルで働く人には、さまざまな職種の人がいます。ホテルにやってきた人は、正面のドアから入ります。ドアには、ドアの開閉や案内を専門に行うドアスタッフがいます。ホテルに来る人が最初に会うホテルスタッフです。ホテルには、赤ちゃんから幼児、お年寄りまで、あらゆる年代の人がやってきます。ドアスタッフには、その人たちにふさわしい細やかな気配りや心づかいが必要です。質の高いサービスの提供のためには、ていねいな言葉づかいや真心のこもった接客態度が欠かせません。外国人のお客様も増えていることから、基礎的(きそてき)な外国語の素養も必要です。
 ベルスタッフとは、お客様がドアスタッフに預けた荷物をドアスタッフから受け取って、お客様をチェックインカウンターまで案内し、その後フロントからキーを受け取り、チェックインの終わったお客様を部屋まで案内します。荷物は、もちろん部屋まで運んで行きます。部屋に入ってからは設備の説明を簡潔に行ったり、空調機器の取りあつかいを説明したりして、部屋を快適な状態に整えます。お客様と密接にふれ合う接客業ですから、ていねいな言葉づかいや心のこもった対応が求められます。基礎的な英語力も必要です。

ドアスタッフにインタビュー
 接客が好きだったのと、国際時代のふんい気が直接味わえるだろうとの思いでホテル関係の専門学校に進み、今のホテルに就職しました。ドアスタッフとなって3年目です。接客の基本の実行はもちろんのこと、お客様にいい印象を持っていただくにはどうしたらいいのかを考えながら、ドアの開閉を行っています。お客様にとって、ホテルのドアから一歩入ったら、そこはくつろぎの空間であってほしいとわたしは思っているのです。そう感じていただけるかどうかは、最初にふれるホテルスタッフであるわたしの印象が大事なのではないか、と思っているのです。具体的に気をつけていることは、お客様の身長に応じた優(やさ)しいドアの開閉です。小さな子どものお客様がホテルのドアを通る時、どんな感じを持つのか。実際に、子どもと同じ目線で通ってみました。子どもの身長からすると、かなり圧迫感(あっぱくかん)を感じるはずと思い、できるだけゆっくりした開閉にしています。お年寄りの場合も同じような配慮(はいりょ)をします。今後は英語力をもう少し高めたいと思っています。
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